ネットワークの基礎を覚える① CCNA ICND1対策
これから数回に渡ってネットワークの基礎をお伝えしていきます。これであなたもネットワークエンジニアの世界に1歩足を踏み入れることになります。ようこそ、ネットワークの世界へ!
まずはネットワークを深く勉強する前に、今回は、覚えるために必要な用語を覚えていくことになります。なるべく分かりやすい用語を使って書いていきます。イメージが湧くようにできるだけ絵を用いたいと思います。
ネットワークの通信は、目に見えないものなので最初は覚えにくいかもしれません。でもこの記事を何度か読んで学習していけば、覚えていけるようになります。
学生時代、数学が大の苦手で0点を連発した文系の私でもネットワークエンジニアとして10年以上活躍しています。
ですので、この記事を読んでいるあなたはもっと早く理解できるはずです。今回は3つだけ覚えるだけです。一緒に頑張っていきましょう!
Contents
ノードとリンク
ノード
ノードとは、ネットワークで通信する装置のことです。難しい言い方をするとネットワークの1つ1つの要素です。
みなさんが利用しているスマホもwifiネットワークを使って通信しますよね。LINE、Facebookもネットワークを使って通信することができるのです。スマホもノードです。その他は、パソコン、ノートパソコン、プリンタもノードです。
ネットワークの勉強をする上で欠かせない、スイッチやルータもノードです。
リンク
リンクとは、ノードたちをつなぐものです。
たとえば、スマホがリンクでつながっているため、ネットワークを利用することができます。ノード間をつなぐリンクは、LANケーブルを用いる場合もありますし、無線LANなどの電波でつなぐものもあります。
ノートとリンクのイメージ図
絵にすると以下のようなイメージです。ノードは、通信する装置。リンクは、ノードをつなぐものです。
LANとWAN
LANとWANは、ネットワークの範囲によってLANだったり、WANといったりします。
LAN
LANとは、限られたエリアのネットワークです。
たとえば、会社の中、家の中、学校の中のネットワークです。英語の略は、Local Area Network です。 Local というキーワードの通り、自分のところという意味です。
WAN
WANとは、LAN同士を接続したネットワークです。
たとえば、あなたの会社と別の場所にある会社をつなぐネットワークは、WANです。英語の略は、Wide Area Networkです。 Wideから広いということがイメージできますね。
WANを利用した接続は、自分で用意することができないので、電気通信事業者の会社が販売しているサービスを利用することになります。大手の電気通信事業者名としては、NTT、KDDI、ソフトバンクなどです。他にも無数にあります。
LANとWANの比較
大きなポイントは、ランニングコストです。ランニングコストは、日々利用している時に発生するお金のことです。
WANを利用する場合、LANと違って月額〇〇円というコストが発生します。LANには、ランニングコストはないので、WANの方がコストが高くなります。
このコストのことは、LANとWAN比較でCCNA ICND1の試験にでるので覚えておいてください。
3種類の通信
通信には、3種類あります。ユニキャスト、ブロードキャスト、マルチキャストがあります。通信する相手の数やグループの数によって異なります。
ユニキャスト
ユニキャストとは、「1対1」の通信のことです。
みなさんがこのサイトを見ているのもユニキャスト通信です。あなたのパソコンもしくはスマホとこのwebサイトの通信は、1対1です。ユニキャスト通信です。
ブロードキャスト
ブロードキャストとは、同一リンク上に「1対全員」で通信することです。
マルチキャスト
マルチキャストとは、「1対グループ宛」の通信のことです。同じグループ宛にだけ通信するということです。
ポイント
それぞれの通信の名前と特徴、上の太字の組み合わせは覚えましょう。ネットワークの基礎です。試験を合格するために必要なことです。ただ具体的にイメージできない場合は、先に勉強を進めるといいでしょう。この後にもこれらのキーワードが出てきて詳細に説明があるからです。
まとめ
今回は、以下のことについて勉強しました。イメージが湧きにくいかもしれませんが、まずはそれぞれのキーワードがこんな意味なんだと思ってください。あとで詳しく勉強することになるのでその時深く理解することができるようになります。
- ノードとリンク
- LANとWAN
- ユニキャスト・ブロードキャスト・マルチキャスト